院長コラム
入院中に発症する肺塞栓症に関する論文が掲載されました
昨年度より取り組んできた肺塞栓症のデータベース研究の成果がCardiology and Therapy誌に掲載されました。
780万人という膨大な我が国の入院患者データを解析し、どのような背景因子を持っていると入院中に肺塞栓症の発症リスクが上がるのかについて解析したものです。
予想通り、癌や手術が大きなリスクになること、また抗がん剤治療がさらにそのリスクを押し上げることなどが分かり、詳細なデータを論文で報告いたしました。
引き続き臨床医にとって有用な情報を発信できるよう努めていきたいと思っています。
https://link.springer.com/article/10.1007/s40119-022-00290-6