院長コラム
内科学会総会 内科救急セミナー2025に参加しました
先日、日本内科学会総会「内科救急セミナー2025」に参加してまいりました。今回も企画・開催メンバーの一員としても関わらせていただき、講演当日も現地で多くの先生方に久しぶりにお会いでき、学びの多い時間を過ごしました。
今回のセミナーでは、
- 脳卒中(脳梗塞・脳出血など)
- 高血糖緊急症(糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡など)
-
低血糖による急変
といった、日常の診療でも遭遇しうる「命に関わる内科救急」をテーマに、最新の知識や対応法について深く学びました。
特に印象に残ったのは、脳卒中の早期診断および対応の重要性で、発症からの時間が1分でも早いほど、後遺症のリスクを減らすことに繋がります。
また、糖尿病をお持ちの方にとって注意すべき、高血糖・低血糖による意識障害や急変についてもいくつかの事例が紹介されました。気づきにくいサインもあり、ご本人だけでなくご家族の理解もとても大切だと感じました。
こうした内容を学ぶことで、当院でも、外来での対応力をさらに高め、皆さまの命と健康を守るための体制を強化してまいります。
ご自身やご家族で、急な体調の変化や不安な症状がある場合は、いつでもご相談ください。地域のかかりつけ医として、これからも安心して頼っていただけるよう努めてまいります。