院長コラム
心房細動と左房機能に関する論文が日本循環器学会誌に掲載
我が国の75歳以上の心房細動症例を2年間追跡した研究結果が日本循環器学会機関誌(Circulation Journal)に掲載されました。
心血管イベント(塞栓症など)、心不全入院、死亡に、左房の拡大や機能低下が関わっていることを示したものです。
通常、研究対象から除外されることが多い75歳以上の方だけを1,474名も追跡した研究は世界的にも稀で、日本人を対象としたこれほど大人数の研究結果はほとんど見当たりません。
2022年に発表したベースラインデータの論文と併せて、この領域に関わる先生方の参考になれば幸いです。
本研究(ANAFIE registry)のエコー部門に関わらせていただくこととなり、基本骨格の策定からおよそ7年が過ぎましたが、多くの先生方に支えられて、計4本の論文が完成しました。
この場をお借りして心より御礼申し上げます。